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[コメント] 女は二度生まれる(1961/日)

昭和中期日本のセックスシンボル若尾文子を捉えた最高峰。ナチュラルでイノセントなスケベさというか。山村聰山茶花究フランキー堺…男どもが隠しきれない情事の前の高揚感がなんだかリアルだし。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







全てのカットに魂が入っている、と云うくらい見応えがある。昭和30年代東京の風景と風俗を垣間見られるのも嬉しい。シーンの繋ぎの歯切れもよく、若尾が男たちの間を入れ替わり立ち替わり渡っていく軽快さに重なる。

唯一自分を道具としてしか見ていない藤巻潤に傷つき、山村の墓塔を曰くありげに撫でまわし、そしてあの曖昧なラスト。傑作だ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ゑぎ[*] ぽんしゅう[*]

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