二代に及ぶ愛憎と復讐の物語、パート１を観た時より良く分かるのは、イタリア語が出来る様になったからでしょうか？それとも人間として成長したからでしょうか？若き日のデ・ニーロとパチーノの似せた演技と顔、イタリア系をこんなに集められ、更に忘れている世代にイタリア語を話させるくだり、やはりハリウッドは奥が深いですね。しかしフィレンツェ標準語を話して居るのはコッポラの唯一の不覚でした。イタリアは日本と同じく山河が多く、１９世紀まで分裂して居たので、方言が凄まじいのです。２０世紀初頭のリトルイタリーの様子が細部まで描かれ、「ニッフ」（イタ公）と呼ばれ現在も差別されているイタリア移民の自助組織として、マフィアが生まれた過程が良く分かったのは収穫でした。