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[コメント] さびしんぼう(1985/日)

バック・トゥ・ザ・フューチャー』と比較しようとしたら、一言目からあちらのネタバレになってしまいました……以下は『バック・トゥ……』と、なぜか『猿の惑星』のネタバレを含みます。 → 
かける

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティー(マイケル・J・フォックス)は母親の誘惑をはね除ける。

しかし、『さびしんぼう』のヒロキ(尾美としのり)は、ぐるっと回って胎内回帰してしまう。

……このへんをして、常々語られている大林宣彦の“セクシュアリティにおける悪趣味性”というものが、俄然クローズアップされてしまうのはしかたないかも(良いとも悪いとも言いませんが、私はちょっとキモチワルイ)。

ともあれ、さびしんぼうは母親だったのだ〜! っていうラストは『猿の惑星』の自由の女神的──心のどこかでウスウス感じていたのだけれど……みたいな深層意識下の認識込み──だとも思います。そういう意味においては、どこか「期待された」衝撃(約束の地?)といった印象も持ちました。ある種の「居心地のヨイ閉鎖世界」ということでしょうか。

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この映画自体は、見事な和風ファンタジーとして普通に好きです。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] ぽんしゅう[*]

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