[コメント] イル・ポスティーノ(1995/仏=伊)
夫は彼(詩人)に感謝した。空っぽの人生を変えてくれた。だけど妻は時間がたつにつれ彼(詩人)を嫌悪した。詩を、言葉を憎んだに違いない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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妻は、夫との生活を続けていく上で詩というものは、現実には何の意味もないものだと悟ったと思う。夫の死後、詩人の再来時の視線を見たとき、憎しみしか感じれなかった。あなたが残したものは、夫の死と苦しい生活だけと。もう出会った頃の甘い言葉の記憶など微塵もないと。
そもそも、純粋さだけで、言葉だけで、雲の上のような人と結ばれるのを祝福するほど今の俺の心には余裕がなかった。
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