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[コメント] 愛しのローズマリー(2001/独=米)

子供の頃に読んだ、ある昔話を思い出しました。
イライザー7

どこかヨーロッパの昔話でした。

ある2つの隣り合う国に、それぞれ王子と王女が生まれました。ところが、魔女の呪いによって、王子はこの上なく賢いんだけどこの上なく外見が醜く、王女はこの上なく美しいんだけどとってもお馬鹿さんになってしまいました。その呪いが解けるのは、彼・彼女を心から愛してくれる人ができたら、というお約束です。で、ま、途中いろいろあるんだけど、最後には(案の定)二人は恋に落ちて、たちまち、王子も王女もそれぞれ美しくかつ賢く変わって、ハッピーエンド。

この話がとても心に残ったのは、最後にこんなふうに書いてあったからでした。「でも本当に魔女の呪いが解けたかどうかは、わかりません。だって、恋に落ちたてしまったら、相手のどんな醜くさも美しさに変わってしまう、ってことがありますからね。」

昔話らしくない結論のつけかたがとても印象深く、そして子供心に、これは真実だ、と思ったことを覚えています。

この映画は、まんまこの昔話だ、と思いました。

(評価:★4)

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