[コメント] 華氏451(1966/英=仏)
風刺に終始しては庶民の無学をあげつらうことになりかねない。リンダの造形には女性嫌悪の含みすらある。しかしオスカー・ウェルナーの船越英二然とした天然が無神経の迫力で事態を推し進めるとリンダに対する同情が生じる。
他者の排撃を止めた物語が至るのは、他人の言葉というテンプレートに身を委ねることで自分を表現することの尊さとよろこびである。
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