[コメント] 遊星よりの物体X(1951/米)
ホークスはどの程度現場に関わっていたのだろうか。簡潔かつ豊かな語りは「(良質の)五〇年代的」であり、それは「ホークス的」とまで云ってもよいものかもしれない。しかし恐怖の質はもっと高めることができただろう。「見せない演出」にまだ改善の余地があるということ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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氷に埋まった墜落物の形状を確かめるために軍人たちがその輪郭に沿って立ち、それが円形であったことが分かるシーン。ここは本当にすばらしい。ドアーに挟まった“The Thing”の手が砕け散るなんていうのもよい着想だ。炎の画面も目を瞠る。紅一点のマーガレット・シェリダンは物語的にはいてもいなくてもよいようなキャラクタだが、しかし忘れがたい存在感を放っている。演技に関しても、彼女のそれは周りとはひとつレヴェルが違うように思える。
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