[コメント] サボタージュ(1936/英)
昔サボタージュとはそんな意味だったというのも驚き。児童が小学校サボるなんて聞いたら当時の人は目を回すのだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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デズモンド・テスター君の爆弾抱えたロンドン散歩の素晴らしさが特筆もの。この手法、不勉強にしてどのような経緯で今日に至るのか知らない(チャップリンやキートンが早い時期に使っているのだろう)が、30年代にしてここでもう完成形なのが凄い。無慈悲な最期もヒッチらしさを裏切って好感度(!)大である。
あとはシルヴィア・シドニーの活躍に尽きる。亭主刺し殺しちゃう件は『北北西』の国連本部を想起させる唐突さがある。話は大いにいい加減で、亭主持ちへの横恋慕も最後のうやむやになる殺人もパルプ・フィクション好み。ヒッチ・ファンとはこういう欠点を大目に見る人たちのことだと承知しているのでとやかく云わない。
幕の裏側から住居まで位置付けて見せる映画館のセットは、とてもいい佇まいをしている。あそこで暮らしてみたいなあ。ディズニーなんぞかけて頑是ない子供集めながら。あれ焼いちゃうのも子供殺すのに次いで残酷でもある。
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