[コメント] ファンタスティック・プラネット(1973/仏=チェコスロバキア)
カレル・ゼマン系列の奇怪さで描かれる物語は、音楽含めてプログレロックのコンセプト・アルバムみたいだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ダークなコーラスにワウギター、フルートとサックスのユニゾンにメロトロン、みたいな。作画は深海魚の世界で一貫していて、変な動植物が愉しい。『石の花』へのオマージュ付。私的ベストショットは瞑想している巨人族4人が、模様になって同化する件。パイソンのテリー・ギリアムのアニメも似たタッチだが影響関係はどうなんだろうか。
話はシニカルなSFでグロテスクなもの。こういう単純に人類を否定する、頭のいい学生みたいなタッチは好きではない。
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