[コメント] パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻(1973/日)
この続編はさらに良い。暴走機関車の狂騒はキートン以来の伝統に寄り添っており、『千と千尋』のアンニュイと一対をなしてもいる。前段の曇天の描写がとても美しく、続くナンセンスを下支えしている。
**ネタバレ注意**
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混乱のさなか、機関車のブレーキを指示する警官に、それって何ととぼけるミミちゃんの一言で、この狂騒は自覚的なものだと知らされ、作品世界を一段上に引き上げている。この科白はとても素晴らしい。
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