[コメント] 祇園囃子(1953/日)
無意味なショットがほとんどない濃密な一時間半だった。スタンダードサイズの画面の中で障子、襖、衝立に囲まれ、女優は置物のような美しさを放つ。
この映画でほとんど切り返しがなかったけど、栄子の父親が美代春に無心する場面では切り返していた。それは彼だけが対等に話せる人間であることを暗示している。あんな情けない進藤英太郎と対等だなんて悲しいね。
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