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[コメント] スコーピオン・キング(2002/米)

ロック様がただひたすらカッコイイ、その事実に尽きる。ロック様が出てなかったら2点だなあ。あのヒロインはマルシアかと思ったが違ったのね。
STF

とゆーことで、3年前からプロレス団体WWF(現在はWWEと改称)の熱狂的ファンであり、その団体内でのスーパースター、ザ・ロック様のファンでもあるワタクシめの視点で、ロック様をよくわかってらっしゃらない方への補足を。(ちなみに、「ロック様」という呼び方は、コレは本人みずからが自分のことを称して言っていることですからね)

元々、プロレスラーながらWWEの番組内でその達者な「しゃべり」と華麗なパフォーマンス、そして独特のカリスマ性を発揮していており、プロレスにとどまる存在ではないなと以前から思われていたロック様。WWEファンからしてみれば、映画出演は当然の流れ。 レスラー出身の映画スターといえば、以前にもハルク・ホーガンという存在があったが、ロックはすでに全米での知名度や団体そのものの影響力において、ホーガンの域をもう、越えてます。

1972年生まれですから、まだ30歳。ただ大学出なのでレスラーデビューは遅く'96年、キャリアも6年程度と浅いわりに、現在までの実績は凄いですよ。デビュー翌年にはIC王座というシングル選手権の王者となり、'98年には団体最高の権威があるWWF世界王座を奪取。以降も何度も王座に返り咲き、2000年以降は名実ともに看板スターにのし上がったんですから。 経歴的には、父親(ロッキー・ジョンソン)、そして祖父(ピーター・メイビア)もプロレスラーである、三代目のレスラーなんですよね。

さて、レスラーであるロック様を知って観ているワタクシにとって、映画でどの部分を注目するかといえば、普段のリング上のパフォーマンスをどれだけ映画でも見せてくれるか……ってなところだったのですが、それは残念ながら、レスラーらしさはまるで見せてくれなかったですね。アクションは剣術や弓矢など、武器を使ったものが多いし。一瞬だけ、MCダンカンとの格闘シーンがあったものの、プロレス技らしきものはナシ。「ここでいつものピープルエルボーか、ロック・ボトムやってくれ〜!!」っと叫んだファンはワタクシだけじゃないでしょう。まあ、これはそういうコンセプトだったらしいですけどね。 (余談として、マイケル・クラーク・ダンカンは本当に以前からWWEのファンで、何度もお客として番組の画面に写っている)

ただし、ひとつだけ、ロック様のお約束を出したシーンがありました! それが「眉毛を片方だけクイッと上げるシーン」のみ。いつも「眉毛上げ」はマイクパフォーマンスが終わったときに行うんですが、これくらいはファンサービスってところでしょうか。セリフ的にも、お約束はけっこうあるんで、そのフレーズも忍ばせてくれたら……という希望ももちろんありました。

……そりゃこの映画の内容面でも、実際たくさん文句はあるんだ。脚本はたしかに当たり前すぎてショボいし、本家『ハムナプトラ』はコメディなのに、こっちは全然笑うところがないし。それでも、全編に漂う、ロック様のオーラ、スター性、そして身体能力の凄さ! それは、観た方なら誰でも納得でしょう。興味を持った方は、ゼヒゼヒ、CSのJスカイスポーツに契約するか、もしくはテレビ東京の深夜でやっているWWE中継番組を観て、アメリカンプロレスにハマってみよう!! 

他にもWWEには、ロック様に匹敵するようなスターはいっぱいいるんだ、コレが。個人的には、ロック様のライバルとして、トリプルHというレスラーが次に悪役としてスクリーンデビューしないかなと思ってみたり。「大巨人」ビッグショーも俳優として存在感出せると思うし、女子のトリッシュやステイシーもレスラーで終わらせるのはもったいない気もするし、いろんな可能性を感じますよ。そのうち、WWEレスラー総出演の映画を企画してほしいくらい。

それにしてもロック様の映画次回作はもう撮影しているらしくて、内容はコメディになるらしいですが…… だから現在(2002年6月)テレビはお休み状態なんですよね。早くリングに復帰してくれい!! 

(評価:★4)

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