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[コメント] 初春狸御殿(1959/日)

日本映画の余力!消えたレビュー文化の残照
ボイス母

「わ、クダラネ〜」と言いつつ見始めたが、コレは宝塚と同じで、ドップリはまれば、実に楽しい!!楽しかった!!!

思わず身を乗り出して見ちゃった。しかも、ラブシーンのあまりのロマンチックさに身もだえしちゃったし。

いわゆる、正月の女性客へのサービス映画(しかも「チョンマゲミュージカル」という奇天烈ジャンル)なのだが、しかし、男性客へのサービスも満点♪で、エロい半裸の河童娘にモエモエだったり、水谷良重のハスキーな歌声に痺れて、「あぁ、あのフトモモにクビを挟まれてみたい」と妄想したり出来るというこの仕掛け。

歌って踊ってサービス満点。 いわゆる、「娯楽の殿堂」である。

次から次に綺麗な衣装に着替えて、綺麗な男女がロマンチックに愛を囁きながらキラキラ瞳に星を飛ばすような、そんな映画。

いま、この映画に一番近いジャンルはナンダ?マサラ・ムービーか??

メルヘンチックで邪気が無くて、明るく楽しく、夢タップリに庶民に提供される一時の甘いお菓子のような映画。

こんな「取るに足りないけど、キュートな映画」をお金を賭けて、楽しんで作っていたそんな時代もあったという証言映画である。

それと、今は廃れてしまったが、当時は若い娘さん達が歌って踊ってショーをやる、いわゆるレビューがあった(日劇やSKDなど) 脱ぎっぷりも良くて、踊りが上手で歌が上手で、そういう裾野があればコソのこの「踊り手の層の厚さ」があった。 今、作ろうと思っても絶対に出来ない映画である。その意味でも貴重。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)[*] 直人[*] ピロちゃんきゅ〜[*]

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