[コメント] ひまわり(2000/日)
モチーフを生かし切っているだろうか
小学校時代の同級生の葬式に集まった人々の話。 亡くなった女性の元恋人も集まり、それぞれのエピソードから断片的な女性の姿が浮かび上がってくる。 それにつれて小学校時代のエピソードも加わり、いくつもの思いが巡っていく。 この手のモチーフはこれまでにいくつもあったように思う。その中でこの作品が優れているとは言い難い。 元恋人の語る最近の女性のエピソードと、同級生の中にある小学校時代の女性の姿を織り交ぜる狙いは分かるが、どちらかだけでも深く掘り下げれば十分に話になるはずだ。 また、小学校時代の女性はいじめられていた設定なのに、当たり前の美少女が演じているため今ひとつ実感が湧かない。 全編を通してはユーモアも多くちりばめられており、外すことなく程良い笑いを誘う。 あらすじから無茶苦茶泣きたいと思って見る向きにはお勧めできない。
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