ヴィック・モローの映画ファンのコメント
けにろんのコメント |
ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(1974/米) | メッセージもクソも無く只ひたすらにチェイスの趣向に徹したのが潔いというか知能指数低い感じでサバけてる。そうは言ってもラストは同時代の『イージー・ライダー』風味『バニシング・ポイント』流趣があり妙に味わい深い。時代がもたらした必然だったのだ。 | [投票] | |
がんばれ!ベアーズ(1976/米) | 実際にそれなりの球を投げるテータムのクールなリアリズムが全般ゆるい作劇を辛うじて随所で引き締めるのだが、それがなけりゃどうということもない児童映画だ。ルーティーンどっぷりの役柄を新味なく演じるマッソーだが引き立て役としては機能した。 | [投票(1)] | |
最前線(1957/米) | 孤立無援のドン詰まり状況が侘しい低予算と同期して限りなくしんどいのだが、自我を抑えて敗走の指揮を執るロバート・ライアンの滋味が辛うじて映画を牽引する。しかし、得体の知れぬ2人の合流で混沌は弥増す。勇壮のかけらもないアメリカの混迷の端緒。 | [投票] | |
真昼の欲情(1958/米) | 当処ない埋蔵金探しと恥もへったくれもない浮気話がずーっと続いてしんどいのだが、ロバート・ライアンは好人を演じて映画の軸を支えるしアーネスト・ホラーの撮影は時に縦構図のエッジを効かせてシュア。そして全てが無に帰して世界は晴れ渡るのだ。 | [投票] | |
トワイライトゾーン 超次元の体験(1983/米) | ランディス篇がTV版の緩くも真っ当な再生だとしてもスピルバーグとダンテは勘違いとしか思えない。そんなガキ魂を一気にブッ飛ばすジョージ・ミラーの凝縮された暗黒の焔が圧倒的。端から結まで振り切れまくりでシリーズの正鵠を射ってる。 | [投票(1)] |