★5 | イルマーレ(2000/韓国) | 予告編からかなり期待していた映画。冒頭のメインテーマが流れ、幻想的で美しい海辺の家が映し出された時から、好きな映画になると感じた。時空を越えて交わされる手紙が、ふたりを繋ぐ唯一の手段。手紙に託したふたりの想いは、だんだん近づいていく。言葉を直接交わせない分、せつなさは増して、想いは募る。神秘的で美しい作品。
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★4 | 猟奇的な彼女(2001/韓国) | 『イルマーレ』のチョン・ジヒョンはどこへいった、というくらい彼女の本作での前半の変貌ぶりはびっくり。ちょっとやりすぎか…。チャ・テヒョンの情けない男性像は、現代ならでは。腐れ縁のような二人が、いつしかお互い意識していく過程が、後半は一転しんみりと描かれる。タイムカプセルのエピソードは良かった。しかし何といってもラストの結びつきには、やられた、と思ったが、一番感動した。 | [投票(5)] |
★4 | 僕の彼女を紹介します(2004/韓国=香港) | 『猟奇的な彼女』『ラブストーリー』が出色の出来だったので、今回は初めから期待値が大きすぎたのが難。出来は軽く水準クリア。だた、ストーリーの散漫さ、カメラの回しすぎ、ここぞとばかりの音楽など、過剰な演出が気になり、素直に物語りに入り込めなかった。あそこから飛び降りて助かるはずがない、とも。でも、これはある種のファンタジーだとの割り切りが必要だし、最後はニヤリとさせて、素敵な余韻に浸れたのでOK。 | [投票(3)] |
★5 | デイジー(2006/韓国) | チョン・ウソンの視点を重視したアナザーバージョンも見た。ストーリーに無駄がなく、最後まで見せてくれる。緊迫のアクションシーンもあり、ラブストーリーにもなており、クァク・ジェヨンらしさが出ている。チョン・ジヒョンと脚本参加のクァク・ジェヨンのコンビは、型にはまった感があるが、それでも高いレベルを維持しているのですばらしい。安心してみていられる。 | [投票(1)] |