ヒュー・オブライアンの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
ラスト・シューティスト(1976/米) | ハリウッドが生んだスターの中でもこれほど完璧な遺作を持つ人は空前絶後だろう。ジョン・ウェインの遺作としてこれ以上を望むのは無理であろうと思える作品だ。しかし同時にこの映画で西部劇は死んだ。ドン・シーゲルが西部劇を殺した。 [review] | [投票(6)] | |
最後の酋長(1953/米) | 実に不思議な西部劇だ。しかし素晴らしい活劇であり、バッド・ベティカーらしい全く見事なクライマックスの緊張感を持った映画だ。何よりも、ロック・ハドソン、アンソニー・クィン、リー・マービンらの人物の描き分けが見事。 | [投票] | |
折れた槍(1954/米) | 回想(シーン構成だけでなくモノローグでの回想含めて)を上手く使って大河ドラマ風の格調高さを演出しているが、いくつかとても引っかかる部分がある。例えば、ロバート・ワグナーとジーン・ピータースが馬車の遠乗りから帰って来て家の前でキスするシーン。 [review] | [投票] | |
平原の待伏せ(1953/米) | 原題は「アラモから来た男」といった意味合いのもので、こゝでの「アラモ」は、単なる地名ではなく「アラモの戦い」を指しており、もっと云えば、アラモ砦で玉砕したテキサス分離独立派の生き残り、つまりは、砦から逃げて来た男を指している。 [review] | [投票] | |
シマロン・キッド(1951/米) | ストーリとしてパッとしないので、映画からストーリを汲み取ろうとする人が映画ファンの大多数を占めるとすれば、振り向かれないのも頷けるのだが、しかし、このアクション・シーンの見事さはどうだ!機関車の操車場を使った銃撃戦の演出はどうだ!こんな演出他の映画で見たことない。 | [投票] | |
決斗!一対三(1953/米) | 刑務所の門の俯瞰。老けメイクのロック・ハドソンが出所してくるオープニング。彼は、獄中でしたためた原稿を新聞社に持ち込む。原稿の文字の画面に、ナレーションが被さり、フォーカスアウトして、こゝから回想シーンとなる。 [review] | [投票] | |
サスカチワンの狼火(1954/米) | ラオール・ウォルシュのこの時期は、フォードやホークスと比べて数段落ちる、ということは確かだ。フォードやホークスでは、御都合主義的部分こそが映画的魅力なのだが、ウォルシュではそうはなっていない。 | [投票] |