五月みどりの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
海燕ジョーの奇跡(1984/日) | 田中邦衛や清水健太郎は確かに面白いが、マニラで会う混血の女の子もグッと来るのだが、ヤッパリどうにもこの藤田敏八らしい演出のリズムには乗れなかった。悪い映画ではないと思うのだが。 | [投票] | |
日本侠客伝 浪花篇(1965/日) | シリーズ第2作。大正8年、大阪港と出る。港の俯瞰。埠頭のショット等はロケ撮影だ。沖仲仕と荷受業者、そのバックのヤクザを巻き込んだ2組の抗争のお話で、本作の高倉健は、横浜から死んだ弟の形見を取りに来た男。 [review] | [投票(2)] | |
男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日) | あゝこれは小津だ。何と云っても和歌の浦のシーンのこの豊かな時間の描き方。高低を上手く活かした画面構成の中、旅館の窓と女中の会話、入江の向こうに小さく見える船。演出力とは時間を描く力だ。この後、子供−秀吉−の大病でプロットを転がすところも初期の小津を想い起こさせる。 [review] | [投票(2)] | |
花くらべ狸道中(1961/日) | 全体に美術がチープ過ぎる。これがこの年の正月映画なのだから、ずいぶんと貧相じゃないか。『初春狸御殿』(1959)の華やかさと比べると甚だ見劣りする。これは木村恵吾と田中徳三との実力差なのだろうか。多分、予算にかなりの差があったのだろうが。 [review] | [投票] |