ポール・コスロの映画ファンのコメント
3819695のコメント |
天国の門(1981/米) | 二一九分版。水面・雲・煙・炎といった定まった形を持たないものをどう撮るかに撮影者と監督の力量は端的にあらわれる。そのようなわけで、パラノイアックでさえある画面の完成度の高さは云わずもがなであるのだが、音響演出も一級品だ。 [review] | [投票(1)] | |
マジェスティック(1974/米) | このブロンソンはなんだかかわいい。終盤のアクション演出も的確だが護送車襲撃シーンの演出も高水準だ。乱射で弾け飛ぶ西瓜という阿呆らしい画で観客の心を揺さぶる力業、車でトイレをぶっ壊すといった着想もよい。それにしても、こんな企画が平然と通ってしまうんだからやっぱりアメリカ(の七〇年代)はいいよなあ。 | [投票(1)] | |
シノーラ(1972/米) | スタッフは一流だ。とりわけ美術がよい。九〇年代以降のイーストウッド映画を支えたヘンリー・バムステッドはここでイーストウッドとの邂逅を果たしていたのだ。教会の作りなどとてもよくできている。山村の造型には傑作オープンセット映画『荒野のストレンジャー』の前哨戦といった趣きもあるような。 [review] | [投票] | |
オレゴン魂(1975/米) | ジョン・ウェインとキャサリン・ヘプバーンの共演は確かに楽しいが、私は『勇気ある追跡』のほうが好み。端的に云って、こちらは工夫が足りないと思う。映画がウェインとヘプバーンに頼り切っている。さすがウェイン&ヘプバーン! とも云えるけど。 | [投票] |