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レオナルド・ベンヴェヌーティの映画ファンのコメント

鞄を持った女(1961/伊) 天使の詩(1966/伊) あゝ結婚(1964/伊=仏) アルフレード・アルフレード(1972/米=伊) 生きる歓び(1960/仏) 国境は燃えている(1962/仏=伊) わらの男(1958/伊) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米) 芽ばえ(1956/伊=仏) 皇帝のビーナス(1962/伊=仏) ジュゼッペ・ヴェルディ(1953/伊)が好きな人ファンを表示する

婦系図(1962/日)************

★4お蔦を演じる万里昌代はいまいち台詞回しが宜しくないし、酒井教授役の千田是也も怒鳴ると何を云っているのかよく聞き取れないし、万里と木暮実千代を泣かせ過ぎるところも気になるし、と色々欠点も目につくのだが、もうそんなことがどうでも良くなる三隅演出の簡潔な美しさ。細かいカット割りが実に見事だ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3義理と人情を秤にかけると男と男の不屈の物語が生まれ、恩と愛情を秤にかけると男と女の不朽の物語となる。前者は最後に血しぶきが飛び後者は涙を見る。この手の話しに心揺らぐ自分を再確認して安堵する。虚勢を張りつつ従順な万里昌代のお蔦が意地らしい。 (ぽんしゅう)[投票(1)]