裸で御免なさい(1956/仏)ファンのコメント
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人生劇場 飛車角(1963/日) |
ツボを押さえた大河小説のダイジェスト脚本と沢島忠の歯切れの良い語り口で鶴田 、高倉、佐久間の愛憎劇が過度の“情緒”を垂れ流す寸前に観客の関心を“物語”のその先の展開へ引き戻し、心地良い抒情と疾走感で「次回乞うご期待」と結ぶ連作大衆映画のお手本。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
沢島の演出は旧態な小刻みなカット繋ぎの感情発露と長廻しの愁嘆場を錯綜させ緩急自在であり、任侠マターに準ずる男優陣の安定より佐久間良子のジャンル不定さも又好ましい。殺陣の見せ場は案外少ないが充分に黎明期の佳篇。 (けにろん) | [投票(3)] | |
後の東映的任侠形式は未だ無い。故に鶴田は女を想って身をよじり、高倉は女に懇願し押し倒す。そこには様式美が確立される以前のリアルな「人間」が描かれる。東映の功罪の始まりでもあるが、ここでは「功」のみを賞賛すべき。 (sawa:38) | [投票(3)] | |
社会の失いかけた侠気の残滓を月形・吉良常に見る想い。しょぼくれた爺さんがときおり見せる鋭い眼光と逸らさぬ弁舌に。 (G31) | [投票(2)] |