ルイジ・ピランデッロの映画ファンのコメント
カオス・シチリア物語(1984/伊) お気に召すまま(1932/米) 恋ごころ(2001/伊=独=仏)が好きな人 | ファンを表示する |
怒りの日(1943/デンマーク) |
やっと見ることのできたドライヤー作品。なるほど、静謐で緻密な映像。動きもスローで、人物の奥底を舐め尽くすようだ。神秘性も大。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
姑の執拗なな嫁いびりや教会の恣意的な魔女裁定など解り易いテーマが描かれるが、そのことによって何か深淵な心理が暴かれるわけでもない。抑圧による怒りが潜在能力を解放する『キャリー』あたりと同根の物語に見える。火刑の即物的な禍々しさは比類がない。 (けにろん) | [投票] | |
魔女という徴(しるし)が機能するシステムが恐ろしい。司祭の家の室内は石牢のように抑圧的だ。各人の部屋のドアは決して同時には開かれない。姑が消えると嫁が現れ、父が引っ込むと息子が登場する。一方で燃え盛るような青草に満ちた屋外のエロチックさ。こうした対比を静謐なトーンに収めて見せる腕の冴えに唸らされた。 (ジェリー) | [投票(3)] |