★5 | この作品が普通に兄弟愛の物語として結実できているのは、彼らがその状況にまったく悲観していないということ。だからこそ最後までコメディであり続けられるのだ。ファレリー兄弟の作品は、見るたび「他人と違う」ということが実は普通のことであることをいつも思い出させてくれる。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | デイモンもキニアも、自分たちの出生を呪うどころかとうに達観し、お互いを生涯の伴侶のようにさえ思っている。その兄弟愛はきわめて深く、片方の成功のためなら他方はどんな協力も惜しまない。…それは萩尾望都『半神』とはちょうど逆のベクトルを向いているのが興味深い。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | デリケートなテーマだけに、コメディというのは不安だったが、かなり面白い。登場人物も善人ばかりでは無く、世間の偏見という現実も同時に描いてて、映画としてもよくまとまってる。マット・デイモン、グレッグ・ギニアを始め、キャストも皆好演だし、本人役で出演してるメリル・ストリープ、シェールもさすがの貫禄。脇役ながらエヴァ・メンデスが、セクシーでいい奴を好演。['05.5.7京都みなみ会館] (直人) | [投票] |