オカ・アンタラの映画ファンのコメント
ザ・レイド GOKUDO(2014/インドネシア)が好きな人 | ファンを表示する |
新しき世界(2013/韓国) |
一見マグロに見えた主人公が牙を剥くまでのタメと人物配置が良く、「選択」の瞬間がスリリング。結局映画を動かすのは組織の理念でも損得でもなく「情念」であり、この「情念」を負う主演三名いずれもいいが、やはりミンシクが素晴らしく好み。既に彼岸の人の暴力的な投げやりさ。疲れた風貌に苛烈さを隠し、僅かな、しかし強い哀しみを疼かせる。記号的といえばそうかもしれないが、それがいい。 (DSCH) | [投票(2)] | |
『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』『インファナル・アフェア』『エレクション』を想起させるも韓国映画らしくそれらよりコテコテで泥臭くてエネルギッシュな傑作。終盤"新しき世界"に乗り出すイ・ジョンジェに痺れまくり。ファン・ジョンミンとのやり取りもグッと来る。 (パピヨン) | [投票] | |
地位が人を作る機制を信用し過ぎていて、力の裏付けが実感しがたい。が、このマンガらしい現実腐食は、時間が進むと、受け手の感性を摩耗させ、実効性のある記号の呼び水ともなる。形式が人を重厚にする現象が最後には成立している。 (disjunctive) | [投票] |