★4 | まるで磁力を帯びたかのような視線が、互いを引き寄せ合うさまが狂おしい緊張を生んで、想いの純度の高さが伝わってくる。戸惑う男どもをしり目に、二人の女の視線は一点の曇りもなく信念に満ち、男女の恋愛のような浮つきはない。覚悟と自信に満ちた者は美しい。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★5 | どこから見ても一流の映画ですなあ。時代設定がノスタルジーっぽく完璧。カメラがどのシ−ンを見ても秀逸。うっとりです。そして流麗な演出。実にうまい脚本。そして俳優陣のそれこそ完璧な演技。これぞ映画です。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | くすんだ背景に2人の服だけが色調を帯び浮かび上がる玩具売場。文字通りの一目惚れを演出する発端だが、以後、世間から離反していく2人の意匠としての衣裳が際立っている。導き導かれるかのような関係が『ジュリア』の変奏形みたい。ただ、いささか淡泊だ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | えんえんと視線の演出の続く映画であり、一方、窓越し、ガラス越しのカットが半分ぐらい占める窓の映画でもあるのだが、何よりも、切り返し(カットバック、リバースショット)の映画だ。映画演出の王道を見たという気がする。
[review] (ゑぎ) | [投票(3)] |