ジュリーと恋と靴工場(2016/仏)ファンのコメント
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勝手にふるえてろ(2017/日) |
内省的文学語りな自己表現の危うさをイタさの全肯定と恋愛への迷い無さを伴った演出の強度がぶっとばす。ギミックも冴え特に歓喜を表す他者語りが反転し社会関係の隔絶に転じるあたり鮮やかだ。恋愛は綺麗ごとじゃない。終盤の愁嘆場はそういう意味で完璧。 (けにろん) | [投票(7)] | |
物語構造の重層化が飽きさせない効果を醸し出す本編だが、いかんせんヒロインの腐りっぷりには気分が悪くなる。もちろん愛情はナルシシズムと合わせ鏡に過ぎず、内面の醜い臓物をぶちまけてなお、それを許容する者たちこそに宿るモノなのだろうが、松岡茉優には正直嫌悪感ばかりを覚えていた。それでもラストシークェンスで立派に目を奪うのは大九明子の力なのだろうか、それとも松岡の隠し力か。 (水那岐) | [投票(3)] |