★5 | 戦後日活初期を代表する社会派人情喜劇にして松竹大船の『本日休診』(渋谷実)と並ぶ和製群像劇の傑作。森繁がまだ森繁然としておらず爽やかな印象を残す。子役二木てるみが抜群に巧い。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★4 | 森繁一人が主人公という事ではなくて、警察署員それぞれが日々の事件に向き合うオムニバス的構成なのが佳い。本当に極悪な人間が居ないのは、欲得より深い基盤に敗戦後の倫理観があるから。☆4.5点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★3 | 民謡「会津磐梯山」を劇伴にするクレジット。山と湖の景色。湖は猪苗代湖か。山間の道の俯瞰。バスがフレームインする。バスに花嫁と親族が乗る。バスと花嫁というと、清水宏の『暁の合唱』を想い起こす。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★5 | 俗物に見える署長にも一抹の情けはある。偉そうにふんぞり返っている役人も小市民の顔を持つ。努力が実るときもあれば、そう上手くいかないときもある。人間とはこういうものだ。[新文芸坐] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | 署長オモロ過ぎ。愚直なまでの意地の張り方がほとんど子供。お山の大将と呼びたい。 [review] (くたー) | [投票] |