信子(1940/日)ファンのコメント
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簪(1941/日) |
過去の遺物になってしまった女性像だが、主人公の女性の気持ちが画面一杯に伝わってくる。傑作だ。 [review] (KEI) | [投票(1)] | |
暇人のダラダラは時局に鑑みれば挑発的であるが、出来としては『按摩と女』から随分な後退。河原でのラジオ体操や寺の石段のショットなど秀逸だが、如何せん淡泊。冒頭の脱落している田中絹代の科白が重要だったのかも知れない。 (寒山拾得) | [投票] | |
『風の中の子供』を大傑作と言ってしまった今、この『簪』は何と称すればよいのか私には分からない。もうそれくらい素晴らしい!なんなんだこの清水宏という人は。とにかく出来るだけ沢山の人に観てもらいたい映画No.1です。 [review] (づん) | [投票(3)] | |
宿の二階の客達は、そこに居続けることで、ひと夏の擬似的な落語長屋を形成する。訪れては去っていく一階の団体客の喧騒は、さながら長屋を取り巻く世間だ。世間から簪に導かれた女は長屋で安息を得、行く宛なく夏を終える。物語の骨組みと画面構造の見事な一致。 (ぽんしゅう) | [投票] |