ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013/米)ファンのコメント
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葛城事件(2016/日) |
死刑制度に逃避するように、国家という他者に「絶望」の幕引きをゆだねることで自我の消滅をたくらむ稔(若葉竜也)と、妄信的に死刑制度を否定することで「絶望」から逃れ自我を確立しようとする順子(田中麗奈)は、共に存在への不安を抱えたコインの表裏。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
何かを掛け違えたまま年月が経ち狂いが増幅された時にもう取り返しはつかない。個々には皆悪くないのに…などと映画は口が裂けても言う気ない。何奴も此奴も救い難く駄目人間だと細緻リアリズムを塗して叩き付ける。聞きたくない正論。友和は主演賞もの。 (けにろん) | [投票(4)] | |
作中人物の造型も、言動も、挿話も、あるいはたとえば「シーンの不幸を食卓風景の貧しさで表す」といった演出イディオムも、私たちはそれらをすでに映画なり週刊紙なり井戸端なりを通じてよく見/聞き知っている。類型的である。とは云え芸もなく類型に類型を重ね続けた類型の累計は確かにド迫力である。 (3819695) | [投票(1)] |