★3 | 青春☆金属バット(2006/日) | 見始めて現実のリアルさを意識する連続描写。社会に適応しない人間たちの群れは恐らく今生きているわれわれの姿でもあるのだ。そういう意味でこの映画はわれわれの痛い心を突いたイヤーな映画でもある。 [review] | [投票] |
★5 | 海炭市叙景(2010/日) | 5つのオムニバス映画であります。すべてが虚無的でもあります。生きることの空しさ、哀しさが切実に伝わってきます。話のすべてが身近です。どこにでもあるような話がかえってリアルです。 [review] | [投票(6)] |
★4 | 私の男(2013/日) | 奥尻の流氷に浸かった女が海から氷上に這い出す。女は微笑を浮かべている。そんなファーストシーン。が、映像は反転し大災害の模様を写す。3.11かなあと思ったが、奥尻津波の様子である。
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★3 | #マンホール(2023/日) | マンホールの入ってから、脱出する手立てにかなり苛立つが、慣れてくると面白くなる。そして中盤以降思いがけない仕掛けが用意してあるので、なんだか二重におやつをもらった感のあるエンタメものでした。粗い所があるのは許せます。さすが、熊切! | [投票] |
★4 | 夏の終り(2012/日) | もう数十年前に読んだ原作だ。いまだふつふつと覚えている。それは夏の熱気である。不倫相手の男に会うために家を訪ねる。もがく女は道路に倒れる。そんなイメージがまだ残像として残っている。土の熱気がいまだ冷めやらぬ。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 658km、陽子の旅(2022/日) | 熊切監督作品なので見る。でも、菊池凛子の演技を見る映画かなあ。ストーリーは一人ヒッチのロードムービーです。なかなかシリアスで、現実をよく見てる。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 空の穴(2001/日) | 何と徹底した現実を私たちの生活そのものに近い距離感で描いた。中年の域に達しかけた男の愛の始まりとその短い終り。何もないというのが人生なんだよね。ほんとはそれが一番幸せなんだよ。 | [投票] |