大曽根辰夫の映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
あばれ獅子(1953/日) | 阪妻が撮影中に倒れた映画ということでどんな無残なことになっているのだろうと思っていたのだが、結構良く出来ている。阪妻のシーンの繋ぎに違和感はあるが、それでも精一杯頑張っている姿は感動的だ。勝麟太郎(勝海舟)の豪放な父親役というまさに阪妻にうってつけの適役で、元気だったら代表作となっただろう。 [review] | [投票] | |
鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951/日) | 1950年代版「鞍馬天狗」だって充分に面白いし、アラカン・嵐寛寿郎は最高に格好いい。このシリーズは美空ひばりが杉作役だが、歌唱シーンがありサービス精神も満点。ご贔屓の三島雅夫が西郷吉之助役で笑える。 | [投票] | |
鞍馬天狗・天狗廻状(1952/日) | 「ウィリアム・テル序曲」をバックに嵐寛が登場し、続いて街道を歩く川田晴久の歌、そして美空ひばり・杉作の角兵衛獅子の歌と繋がる冒頭はシリーズのお約束だがすこぶるいい調子。『角兵衛獅子』では西郷吉之助を演じた三島雅夫が今回は悪役と殿様役の二役。特に悪役の方は尋常じゃないオーバー・アクトが可笑しくて良いです。 | [投票] | |
鞍馬天狗・決定版 鞍馬の火祭り(1951/日) | デビュー間もない岸恵子が出演しているということで見始めたのだが、なんと嵐寛と黒川弥太郎の二人から惚れられるれっきとしたヒロインじゃないですか。唐突な登場シーンからラストまで殆ど笑顔も見せない思いつめた表情が良いです。 [review] | [投票] |