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母と子 (1938/日)
Mother and Child
[Drama]
監督 | 渋谷実 |
脚本 | 柳井隆雄 |
原作 | 谷田津世子 |
撮影 | 杉本正二郎 |
美術 | 江坂実 |
音楽 | 堀内敬三 |
衣装 | 柴田鐵三 |
出演 | 田中絹代 / 吉川満子 / 佐分利信 / 河村黎吉 / 水戸光子 / 徳大寺伸 / 松井潤子 / 斎藤達雄 / 葛城文子 |
あらすじ | 会社専務の工藤(河村黎吉)の妾おりん(吉川満子)は、長男(徳大寺伸)を会社の跡取りとして本家に預け、本妻をたてながら健気に暮らしていた。最近、顔を見せない工藤を待ちわびなら文句ひとつ言わないお人良しだ。そんなおりんを娘の知栄子(田中絹代)は不憫に思い工藤のもとを訪ねるが「忙しいから」と言い訳ばかり。それもそのはず、工藤はおりんとの関係をそろそろ清算しようと考えていた。さらに知栄子には部下の寺尾(佐分利信)との縁談を持ち掛けた。出世のチャンスとばかり知栄子親子に取り入る寺尾だが、実は将来を約束した食堂の娘しげ子(水戸光子)という婚約者がいた。渋谷実監督、第2作。(白黒/スタンダード/89分) (ぽんしゅう) | [投票] |
病弱な妾とその娘に本家に引き取られ育った息子と妾を厄介払いしようとする父、さらに二股をかける娘の婚約者も絡んで・・・これだけの話をこれだけドライに描けることに感心。初期作ながら、この監督の資質が上手く発揮された一本ではなかろうか。 [review] (くたー) | [投票(2)] | |
タイトルの母は吉川満子、子は田中絹代だ。冒頭は舞う田中のフルショット。端正な構図で数カット繋ぐ。踊りの稽古。こゝを見た時点で、本作の品質が予想できる。また、田中は、ある程度のお金持ちのお嬢さんだろうと推測する。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
「女なんて人間じゃないのね」を巡る苦い喜劇。田中絹代と水戸光子のシーツの引っ張り合いが素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
傲慢、打算、居直り。あまりに無自覚で正直すぎる男(河村黎吉/佐分利信/徳大寺伸)どものエゴイズム。この妾(吉川満子)をみていると「お人好し」は、人を苦悩から解放する美徳だと勘違いしそうになる。当時、こんな女もまたリアルだったのだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
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POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう) | [投票(17)] | キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得) | [投票(10)] |
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