Bamui haebyun-eoseo honja
On the Beach at Night Alone
あらすじ | 落ち目の女優のヨンヒは、妻子のある映画監督との関係のこじれから、息抜きにハンブルグの旧友のもとを訪れる。市内の美しい公園から茫洋とした浜辺まで、あてどない散策を繰り返すうちに、ふと浮かんだのは海外移住の考え。しかし欧州暮らしの長い友人から言下に一笑に付されて、その場にいるはずもない男を心待ちにしている自分を再認するのだった。韓国へ戻ったヨンヒは、季節外れの海辺の保養地で、顔馴染みであると言って近づいてきた映画館の主人の誘いを受ける。彼の伴侶からも暖かい歓待を受けて、ソウル脱出を真剣に考え始めるものの、思い出すのはあの人のことばかり。尻切れトンボになった自分のキャリアのことが頭を離れないのだった。 (袋のうさぎ) | [投票] |
★3 | ふられ女の脳内と現実のズレを可視化する試み。周囲の気づかいや良識ある対応に、女(キク・ミニ)の思いと迷いや逃避と欲望は、制御不能な甘え、強がり、攻撃となってたれ流される。女の心象らしき謎の男は謎のまま、やがて女は世間の“腫れモノ”と化すだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 呑みのグダ話連鎖で曲りなりにも親和した世界を形成してきたホン・サンスの系譜はキム・ミニの削げのような異物感に撹乱される。自我が暴走して自壊する女の話だからそれで良いのかもしれないが、どうにも統御できてない感が横溢し気持ちよくない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | カフェの屋外テーブル。煙草を喫う二人の女性。こゝで、ちょこっとズームアウトする。あるいは、二人が公園内の丘の上を歩く美しいロングショット。こゝでも、へんてこズーミング。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
5点 | 0人 | |
4点 | 3人 | *** |
3点 | 3人 | *** |
2点 | 1人 | * |
1点 | 0人 | |
計 | 7人 | 平均 ★3.3(* = 1) |
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