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絶唱 (1958/)

[Drama/Romance]
監督滝沢英輔
脚本八住利雄
原作大江賢次
撮影横山実
美術松山崇
音楽牧野由多可
出演浅丘ルリ子 / 小林旭 / 安井昌二 / 香月美奈子 / 高友子 / 三津田健 / 柳永二郎 / 小杉勇 / 山根寿子
あらすじ昭和18年、山陰地方の大富豪の一人息子で京都の大学に通う順吉(小林旭)は、純真で山鳩のように愛らしい使用人の娘小雪(浅丘ルリ子)と恋に落ちた。そのことで父親(柳永二郎)と激しく衝突し周囲からも猛反対を受けた順吉は、小学校教員大谷(安井昌二)や銀行員のマサ(高友子)ら読書会の仲間たちの応援で駆け落ちを決意する。順吉と小雪は宍道湖のほとりの家の二階を間借りして生活を始めるのだった。しかし、そんな幸せも長くは続かなかった。召集された順吉は戦地へと赴かなければならなかった。三度映画化されている大江賢次原作の古典的純愛メロドラマの第一回映画化作品。(108分/白黒/日活スコープ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4シネスコ画面が見事に活きている。西河克己版(山口百恵版)に比べてもこちらの方がずっと良い。水辺に近い山番の小屋、宍道湖のほとりの風景等実に美しいモノクロ撮影だ。滝沢英輔を見直さなければという思いに駆られた。また浅丘ルリ子演じる「小雪」もこの当時の彼女のキャラクターに案外ぴったり合っている。とても可愛い。 (ゑぎ)[投票(1)]
★4日活スコープの丹精なモノクロで綴られた好篇。脚本は西河版(66)とほぼ同じで、もっぱら配役の差異。本当に病んでいそうなほど細いまだ子供の浅丘ルリ子は丸っちい和泉雅子より客観的には適役なんだろう。軍隊行っても丸坊主にしないは太い。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4当時結構インテリ然としていた二人だからこそ映える演出でした。時代が作った映画です。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3華奢な浅丘ルリ子小林旭のお坊ちゃんぶりが如何にも戦中戦後のカップルらしく、横山実の白黒画面の中で実に良い雰囲気。ほぼ本作の脚本を踏襲した75年の西川克巳版に比べ、プロレタリア色が強いのは58年という製作時期のせいでしょう。 (ぽんしゅう)[投票]
★3浅丘ルリ子は確かに可愛らしいけれども、メロドラマとして当たり前過ぎる筋書きは単調で起伏に欠け、お涙頂戴ものとしてもいまいち。 (熱田海之)[投票]
★3小鳩のような浅丘ルリ子の愛らしさと、小雪という役柄のいじらしさが相俟って涙を誘う。本筋とは離れるが、時代に翻弄され疲れ果てた三十路前後の男女が手に手を取り合って新しい人生を歩もうとする姿にもぐっときた。[★3.5] (movableinferno)[投票]
Ratings
5点0人
4点3人***
3点5人*****
2点0人
1点0人
8人平均 ★3.4(* = 1)

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