★4 | シネスコ画面が見事に活きている。西河克己版(山口百恵版)に比べてもこちらの方がずっと良い。水辺に近い山番の小屋、宍道湖のほとりの風景等実に美しいモノクロ撮影だ。滝沢英輔を見直さなければという思いに駆られた。また浅丘ルリ子演じる「小雪」もこの当時の彼女のキャラクターに案外ぴったり合っている。とても可愛い。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 日活スコープの丹精なモノクロで綴られた好篇。脚本は西河版(66)とほぼ同じで、もっぱら配役の差異。本当に病んでいそうなほど細いまだ子供の浅丘ルリ子は丸っちい和泉雅子より客観的には適役なんだろう。軍隊行っても丸坊主にしない旭は太い。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 当時結構インテリ然としていた二人だからこそ映える演出でした。時代が作った映画です。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 華奢な浅丘ルリ子と小林旭のお坊ちゃんぶりが如何にも戦中戦後のカップルらしく、横山実の白黒画面の中で実に良い雰囲気。ほぼ本作の脚本を踏襲した75年の西川克巳版に比べ、プロレタリア色が強いのは58年という製作時期のせいでしょう。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 浅丘ルリ子は確かに可愛らしいけれども、メロドラマとして当たり前過ぎる筋書きは単調で起伏に欠け、お涙頂戴ものとしてもいまいち。 (熱田海之) | [投票] |
★3 | 小鳩のような浅丘ルリ子の愛らしさと、小雪という役柄のいじらしさが相俟って涙を誘う。本筋とは離れるが、時代に翻弄され疲れ果てた三十路前後の男女が手に手を取り合って新しい人生を歩もうとする姿にもぐっときた。[★3.5] (movableinferno) | [投票] |