[あらすじ] 赤線地帯(1956/日)
国会で4回目の売春禁止法議論がなされる中、東京・吉原の赤線「夢の里」では、今日も夜の女たちが働いていた。がめつく金をため込んでいる、店のナンバーワン・やすみ(若尾文子)、病気で失業中の夫と乳飲み子を抱えるハナエ(木暮実千代)、一人息子を生き甲斐にしている年増のゆめ子(三益愛子)。そしてそこに、神戸から家出してきたミッキー(京マチ子)が加わる…。[86分/モノクロ/スタンダード]
赤線廃止前夜の「夜の女たち」の姿を描いた群像劇にして溝口健二監督の遺作。次回作となる予定だった『大阪物語』は、後に吉村公三郎監督によって映画化された。
本作は実際に赤線廃止が論議されている時期に製作され、本作発表から2か月後の1956年5月、売春防止法が国会で成立した。
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