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[あらすじ] 青春の蹉跌(1974/日)

アメフト部のスター選手の賢一郎(萩原健一)は、かつて学生運動に身を投じたこともあったが今では法学部学生としてエリートの階段を着実に昇りつつあった。名家の令嬢(檀ふみ)との婚約も控え、社会的地位と財産をも手中にしていたが、家庭教師先で知り合った教え子(桃井かおり)と遊びの関係を持ったことから歯車が狂っていく。シラケきった社会、70年代という時代の閉塞感、賢一郎は繰り返し独り言のように呟く、「エンヤートット、エンヤートットー」。賢一郎にとって既に教え子は邪魔な存在にしか過ぎなかった・・・(東宝、85分、カラー)
sawa:38

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







脚本の第一稿は原作者の石川達三とのトラブルになり、急遽長谷川和彦が10日間で書き上げたという。

ラストは原作から変更された。ちなみに脚本を担当した長谷川和彦は元東大アメフト部の主将であった為、現役の東大と明大のアメフト部員たちが召集され撮影に参加した。

余談だが、ラストにマカロニ(ショーケン)を逮捕しにくる刑事が七曲署(?)のチョーさん(下川辰平)であるのが救いであろう。

(評価:★1)

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