ラブホテル(1985/日) | ★5 経営する出版社が倒産、取り立ての男たちに妻まで陵辱された村木(寺田農)。自暴自棄のまま、その夜ホテルに呼んだ女を道連れに世を去ろうとする・・・。数年後、タクシー運転手となった村木はその時の女・名美(速水典子)と出会う。思いつめた様子の名美は、夜の港で村木の車を降り自死を臭わせる・・・。落ちた中年男。這い上がろうとする女。ふたりが交錯した時、過去の葛藤の底から不器用な愛が生まれる。その愛は飛翔のあかしか、修羅への入り口か・・・山口百恵、もんたよしのりの唄が閉じた心をこじ開ける。にっかつロマンポルノ。 (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
痴人の愛(1967/日) | ★5 主人公のエンジニア(小沢昭一)は家に猫を飼っていた。猫というのは実は汚いイッパイ飲み屋の娘、ナオミ(安田道代)。若く美しく素晴らしい肉体を持った女。このナオミを教育し、「一流の教養ある素晴らしい女性」に仕立てるのが主人公の夢だ。「ぼかぁソレまで君に指一本触れたりしないよ」なんて言いながら、今日も風呂場でナオミのカラダを磨き上げる。「明日も英語とピアノのレッスン頑張ろうね」ゴシゴシ♪すると、ナオミが突然潤んだ目でこう言った。「今、ココでアタシをアナタのホントのお嫁さんにしてぇん♪」ぐはぁ!泡だらけの全裸で据え膳!?さあさあ、アナタならドーする?おウマさんになってナオミ女王様を乗せて何処までも、ハイシドウドウで走って行けるか?この恋の道は険しいぞ、ナカナカ。 (ボイス母) | [投票(3)] |
女は二度生まれる(1961/日) | ★5 アタシィ?うふ、九段の芸者「こえん」ですぅ。よろしくお願いしまぁす♪(三つ指ついてペコリ)いやぁね、「ミズテン芸者」なんて。誰とでもこんな事すると思うの?失礼ね、芸がない芸者で踊れるのは「ドドンパ」だけだなんてー。コレは「自由恋愛」なの。その時その時、お客様に心を込めて尽くしてますの。ナンテ言うのかしら〜?アタシ、寂しくなるとウズウズ来ちゃうから、つまみ食いもしちゃうけど、ソコはほら、「情に厚い」って言うの?違うの、そんなんじゃないの。はいはい、この世は全て「男と女のラブゲーム」ですわね。そうそう。パパさんの言・う・と・お・り♪ビール戴いてもよろしい?明かりも消してよろしいかしらぁ? [more] (ボイス母) | [投票(5)] |
「女の小箱」より 夫が見た(1964/日) | ★5 株の買い占めによる会社乗っ取りを画策するキャバレーのオーナー(田宮)は野心的な男。 偶然の出会いから、乗っ取り目標の会社の課長夫人(若尾)を見初める。 彼女が持つ株主名簿の情報を手に入れるために、罠を仕掛け、網を張る田宮。 ソコへ幼なじみの「経済的に自立しながら性的に奔放な女医さん」やら「女スパイ」やら「オーナーの愛人でヒヒ親父から金を搾り取るためのセクサロイド・チーママ」やら「一工員からたたき上げの社長」やら「戦前的家長制度を引き継ぐ実兄」やらが乱入してきて、「色と欲のアラベスク」が展開する。 この物語の行き着く果てにはナニがあるのか?愛のアムネジアか?? (ボイス母) | [投票(3)] |