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[あらすじ] パープル・レイン(1984/米)

キッド(殿下)は人気バンド・レヴォリューションのリーダー。「Let's go crazy」で意気揚揚と引き上げる殿下が目にしたのは世にも色っぽい女(アポロニア)。ザ・タイム渾身の「Jungle Love」もそっちのけで、ニヤリと含み笑いをする殿下。おぉ、演技している!しかし、家に帰ると殿下の父と母が言い争っている。どうやら家庭不和らしい。嫌気がさす殿下。更に店のオーナーから「このままならクビ」宣告をされてブルーな殿下。この荒んだ気持ちを癒してくれるのは彼女だけだ。頼むよベイビー。と言い寄る殿下。ここで流れる「Take me with u」がバツグン。紫のハーレーが疾走する。
ピロちゃんきゅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







■上のあらすじで見たくなった人はとっとと本編を見よう。わたしゃ言い足りなかったんで、更に唄う!

■タイムのモーリスデイがなにやら企む中、レヴォリューションの仲間内ではウェンディ&リサが「自分らの曲も使って〜」と嘆願。足蹴にする殿下。おぉ、なんてリアルだ…。「どいつもこいつも使えねぇぜ!」とのたまう殿下。ここは本心のシナリオだな。やな事だらけでブルーな殿下。しかし、客席に気になるあの娘を目にした途端、やる気まんまんで「The beatiful ones」で愛を告白。激情のメイクラブソングを絶唱。この絶唱にメロメロしたのか、アポロニアが落ちます。殿下、後ろからのいやらしい攻め。マジっぽいです。そしてラブラブになった殿下、相変わらず家庭不和は続くものの、アポロニアから嬉しい「よくハウリングを起こすプリンスモデル」のギターをプレゼントされてゴキゲン。ところが、それもつかの間、彼女がモーリスデイの新バンドに入るってんで、思わず殴り飛ばしちゃった!ゴメンヨ〜ゴメンヨ〜と言っても後の祭り。彼女は出てゆきます。悲しみのあまり「When doves cry」が普通に聞こえます。「なんかイライラするぜ」と曲も色んなフレーズをくっつけただけの適当な「Computer blue」。そして、客席に彼女を発見した殿下はすかさず「帰っておいで〜」と「Darling Nikki」で激しくグラインド。ほんとスゴイ。殿下渾身の腰ふり。イライラすると、動物園の象のように行ったり来たり行ったり来たりとウロウロする殿下。なかなかお茶目。そんな時、いよいよアポロニアがデビュー。ダサダサな曲だけど、一応デビュー。ガックリする殿下。追い討ちをかけるようにオーナーから「明日の夜、受けなかったらクビ」と通告を受け、もう一度、アポロニアにアタックするも拒否されて、さらに家に帰ったら親父がぁ!何もかもに追い込まれて音楽もバラバラ、メンバーもバラバラ。いよいよ窮地に追い込まれた殿下。ついに自分の力だけでやっていけると思っていた自信が揺らぎ、禁断の1発勝負に賭けます。そして最後のライブ。タイムの絶賛の歓声の中、レヴォリューションの登場で場は静まり返ります。彼女から貰ったギターを初めて携えて殿下が一言「オヤジに捧げる。作曲してくれたのはウェンディ&リサだ。」と言って、「Purple rain」が始まりました。みんな、ライターの準備は怠るな!

 長い、あらすじ…。大歓声の中、アンコールに答えて「I would die for you」「Baby I'm a star」の2曲の選曲はないっしょ、殿下。まぁ、許す。それにしても、プリンスの自伝というフレコミだったが、どう考えてもウェンディとリサの言う事には耳を貸さず、王者プリンスは一人の力でのし上がっている。その証拠が「Purple rain」はプリンスの曲だという所だろうか。「オレを信じな。ビッグにしてやるぜ」と殿下がアポロニアに言う一言が非常に痛い。バンドメンバーがオレを救ってくれた、と言いつつ、この数年後には解散、「どいつもこいつも使えねぇぜ!」と今も言っているだろう。そんな殿下を愛するあらすじに乾杯。

(評価:★5)

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このあらすじを気に入った人達 (5 人)死ぬまでシネマ マッツァ muffler&silencer[消音装置] ボイス母 あき♪

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