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[あらすじ] 砂漠のシモン(1965/メキシコ)

見渡す限り続く砂漠のど真中に、突如としてそびえ立つ奇妙なやぐら。その上で世俗と離れ修行に勤しむ聖人シモン(クラウディオ・ブルック)。そんな彼の前に現る謎の女(シルビア・ピナル)。実は彼女、人間に化けてシモンをたぶらかして、やぐらから下ろそうとする小悪魔。自慢の「足見せ」攻撃を始めとして、様々な手練手管でシモンを窮地に追いやりつつ、映画は実に珍妙な世界へと突入。果たしてその行方は如何に?ブニュエル氏が再びメキシコ資本で撮った45分余りの中篇。氏はこの妄想に悩まされる男が大層お気に入りだったそうな。ちなみに巖谷國士氏曰く「天地の関係をカメラの上下動として撮った、クレーン偏重映画」だそうで。ベネチア国際映画祭審査員特別賞('65)。
(★4 くたー)

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このあらすじを気に入った人達 (3 人)muffler&silencer[消音装置] ina tredair

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