[POV: a Point of View]
今後の活躍が楽しみな女優今回は女優ですが、男優ならスチュアート・タウンゼントやショーン・ウエストあたりが期待の星です。
最近の出演作を見て、今後の出演作が楽しみな女優を特集します。A、A・J・クック。B、アンナ・ファリス。C、アリ・ラーター。D、セルマ・ブレア。E、レベッカ・ローミン=ステイモス。F、マギー・ギレンホール。G、サラ・ポーリー。アリ・ラーターは『デッドコースター』、『キューティ・ブロンド』にも出演。未登録映画『幽体離脱』、『Gガール 破壊的な彼女』『あなたになら言える秘密のこと』
A | クールボーダー(2001/米) | A・J・クックが体を張ってギャグをやったりスノーボードをやっている。 | [comment] | |
A | デッドコースター(2003/米) | 主演映画としては初の劇場公開作。 | [comment] | |
A | ヴァージン・スーサイズ(1999/米) | A・J・クックの最初の日本公開作品。 | ||
A | RIPPER〈リッパー〉 地獄からの手紙(2001/カナダ) | アウトローなA・J・クックが見られる。 | [comment] | |
A | エイリアン・シューター(2005/米) | |||
B | ホット・チック(2002/米) | ロブ・シュナイダーと共演。 | [comment] | |
B | MAY-メイ-(2002/米) | アンジェラ・ベティスと共演。 | [comment] | |
B | バレンタイン・デイ(1999/米) | 『絶叫計画』シリーズ以前の無名時代に出演した作品。 | [comment] | |
B | ロスト・イン・トランスレーション(2003/米=日) | 『絶叫計画』シリーズのシンディ役とは打って変わって金髪の嫌味な女性を演じている。 | [comment] | |
B | ブロークバック・マウンテン(2005/米) | コメディ映画の多い彼女もとうとうオスカー作品に出演するようになったのか・・・。 | [comment] | |
B | Gガール 破壊的な彼女(2006/米) | [comment] | ||
B | 最終絶叫計画(2000/米) | アンナ・ファリスの初めての日本公開作。 | [comment] | |
B | 最‘新’絶叫計画(2001/米) | アンナのキャラを決定付けた作品といってもいいと思う。 | [comment] | |
B | 最‘狂’絶叫計画(2003/米) | 3度目のシンディ役。 | [comment] | |
C | TATARI(1999/米) | アリ・ラーターが一番かわいく見える映画。 | [comment] | |
C | バーシティ・ブルース(1999/米) | 彼女が最初に知られるようになった作品。ホイップ・ビキニがインパクトがあった。 | [comment] | |
C | ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲(2001/米) | アリ・ラーターが珍しく悪役をやっている。 | [comment] | |
C | ファイナル・デスティネーション(2000/米) | アリ・ラーターがホラー映画のヒロインの路線で突っ走って欲しいと感じた作品。 | [comment] | |
C | アメリカン・アウトロー(2001/米) | |||
C | スリーウェイ 誘う女たち(2004/米) |
(A)A・J・クックが全国的に知られるようになったのは、やはり全国一斉公開された『デッドコースター』からだろう。初めて日本にお目見えした映画は、ソフィア・コッポラの初監督作品『ヴァージン・スーサイズ』。その後、2年ほど日本では出演作はなかったが、未公開だったカナダのサスペンス映画『RIPPER(リッパー) 地獄からの手紙』がビデオ発売され、去年の2月頃にはスノーボード・ムービー『クールボーダー』も劇場公開された。『デッドコースター』は主演映画としては初の日本公開作品。最近は全く新作の情報がないが、TVシリーズ「トゥルー・コーリング」ではリンジー役を演じているところからしてTVを中心に活躍している模様。映画ごとに毎回違うイメージの役を無難に演じていて、役者としては地味だが今後の出演作が楽しみ。 (B)アンナ・ファリスと言えばやはりパロディ映画『最終絶叫計画』のシンディ・キャンベル役だろう。当時はまだ無名だったが、その後ブレンダ役のレジーナ・ホールと共にシリーズ3作に出演する常連となった。(4作目にも共に出演)最近の活躍を見るとコメディ女優として人気が伸びている様子。彼女の気に入っている点は結構かわいい顔なのにどんな汚れ役でも積極的に引き受けている点である。作品としては『絶叫計画』シリーズや『ホット・チック』などコメディが多いが最近ではアン・リー監督の『ブロークバック・マウンテン』にも出演し、女優としてもかなり格が上がってきた印象。新作はユマ・サーマン、ルーク・ウィルソンと共演の『Gガール 破壊的な彼女』。 (C)アリ・ラーターはフットボール青春映画『バーシティ・ブルース』で日本に初めて登場した。当初からホイップに包まれた女性役はインパクトがあったが、『TATARI』のヒロイン役も捨てがたい。その後も『ファイナル・デスティネーション』『デッドコースター』と出演し、ホラー映画のヒロインとしては欠かせない女優になった。もちろんホラーだけでなく、『キューティ・ブロンド』や『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』といったコメディにも出演。後者の方では珍しく悪役を演じている。個人的には『TATARI』のようなホラー映画のヒロインが一番印象的だった。『ファイナル・デスティネーション』シリーズも捨てがたい。 (D)セルマ・ブレアは『イン&アウト』で映画デビューしたが、メインの役で出るようになったのは、『ブラウンズ・レクイエム』あたりから。『クルーエル・インテンションズ』のとぼけたお嬢様役が良かったが、初主演映画の『キルミー・レイター』が非常に良い。この映画のような役が彼女にははまっている気がする。『クリスティーナの好きなコト』でもコメディ演技に磨きがかかっていて今後の活躍が楽しみ。俳優のアーメッド・ザッパと結婚している。公開待機作にジョン・ウォーターズ監督の『ダーティ・シェイム』(日本公開日未定)がある。 (E)レベッカ・ローミン=ステイモスはスーパーモデルだったが、『オースティン・パワーズ・デラックス』でカメオ出演したのが最初の映画出演。2000年にはアメコミ映画『X-メン』のミスティーク役で本格的にデビュー。美人の容姿であるにもかかわらず、それを逆手にとった役を演じる事が多い。『ファム・ファタール』のラストのかわいいヒロインぶりがなかなか良く、コメディ映画での彼女も見てみたい気がする。99年から俳優のジョン・ステイモスと結婚していたが、2004年に離婚。現在はジェリー・オコネルと熱愛中らしい。『X-MEN ファイナルディシジョン』からは姓をレベッカ・ローミンに戻している。 (F)マギー・ギレンホールは『遠い空の向こうに』のジェイク・ギレンホールの姉。弟主演の『ドニー・ダーコ』に姉役で出演している。他にも『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』『サイキュー、ボーイズ』に出演している。2002年には『セクレタリー』で初主演。ヒロイン、リー役を体当たりで好演している。この作品だけでなく、2002年度には他に3本出演しており、『コンフェッション』『アダプテーション』といったチャーリー・カウフマン脚本の作品に長け続けに出演している。2006年度は『ワールド・トレード・センター』に出演。 (G)サラ・ポーリーはテリー・ギリアムの『バロン』やアトム・エゴヤンの『エキゾチカ』、『スウィートヒアアフター』でもおなじみの女優。彼女の気に入っている点は出演作へのこだわりである。ハリウッドの大作ではなく常に小さい規模の作品に出演し続けるところに独自のセンスやこだわりが感じられる。近年はヨーロッパ系の作品への出演が多いようである。彼女の作品には普通の若手女優とは一線を超えたものがあり、彼女だけの世界観を作り上げている。それだけに役者としてのポジションだとまだまだ知名度は低いが、それでも2003年には『死ぬまでにしたい10のこと』のアン役で話題になったので今後の活躍が楽しみである。新作は『死ぬまでにしたい10のこと』にイザベル・コヘット監督と再び手を組んだ『あなたになら言える秘密のこと』。個人的に好きな作品としては『写真家の女たち』のハーパー役での不安と期待の入り混じる微妙な乙女心を繊細に演じていて素晴らしかった。
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