掲示版: 話題「この人を映画に…」 (tredair)
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この人を映画に… | ||
tredair | 2001年10月30日15時29分更新 | |
「映画化希望の小説」からのブランチです。
自伝や伝記をもとにした映画(ドキュメンタリーを含む)も世には多く存在していて、中には、それまではあまり知られていなかったけれど映画のヒットによって有名になった、という方が多くいらっしゃいます(たとえばサリエリさん)。そして、共演されたモーツアルトさんのように、それまでの一般的なイメージを大きく覆した方もいらっしゃいます。 けれども、世界にはまだまだ埋もれた人材?がいるのではと思われます。 「この人を映画化して欲しい!」というお勧めの方がいましたら、有名無名を問わず、どうぞご紹介ください。 …というわけで、ザ・ミゼラブル様。 さっそくですがルイス・キャロル見たいです。教えていただいたエピソードだけでも映像が浮かんでくるよう。ぜひ、素晴らしい『アリス』を撮ったヤン・シュワングマイエル監督にお願いしたいです。また、妹に恋をして彼女の絵を描き続けたというクノップフを同時上映で、というのはどうでしょう? ああ、でも画家ならスーティンの方が涙を呼びそうでよい題材かも。道端に小枝で絵を描いているだけで親や友人からせっかんされたという、極貧の少年時代。やはり生き延びることさえ大変だったパリ時代。残された、構図のゆがんだ絵。好んで描いた動物の死骸。ユダヤ人として差別を受けたことも、彼の大きなトラウマとなっていたそうです…。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
BRAVO30000W! | 2001年10月30日17時14分更新 | |
勝手な要求ですがホームズの原作者・コナン・ドイルの伝記のようなものを映画化して欲しいですね。
本人は連載を止めたがったのに、母親に説得されて連載を続けたとか、本当は『失われた世界』のような冒険小説がたくさん書きたかったのに、そっちの方はイマイチ不評だったとか、妖精の存在を信じていて、写真まで作ってしまったりだとか、そんなこんなを誰に撮ってもらおう。 スティーブン・ソダーバーグ監督にカラフルに撮っていただくのも良いのですが、意味なくポール・バーホーベン監督とかデヴィッド・リンチ監督とかに撮ってもらったらどうなるか、というのも興味あったり。 コーエン兄弟もいいなぁ。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
アルシュ | 2001年10月30日17時17分更新 | |
日本人なら上杉鷹山。ケネディが来日時に日本人が知らないのに、尊敬する人と名前を挙げた人、今の日本に必要な愛のこもった改革を実践した人です。ところでウォルト・ディズニー氏は映画化されてなかった様な? | ||
Re: この人を映画に… | ||
町田 | 2001年10月30日19時01分更新 | |
僕は詩人チャールズ・ブコウスキーの晩年をトム・ウェイツ主演、相手役エレン・バーキンあたりで撮って欲しいと思っています。監督ショーン・ペンだとウェットになり過ぎそうなのでそれだけは避けたい。 あとバスター・キートンの伝記映画も見たいですね。アキ・カウリマスキみたいにとぼけた感じがベストなんですが。 音楽家ならばレイ・チャールズ、監督は勿論ノーマン・ジュイソンで。画家はなんといってもサルバートル・ダリですね。虚実交えて「これがシュールだ!」って感じのを観たいんで監督は誰かなぁ。やっぱシュワングマイエル師匠にお願いしたいですねぇ。シュワングマイエルといえば彼に影響大のチェコの宮廷画家ジュゼッペ・アルチンボンドなんか映画にしたら面白いと思います。どんな人か知らないですけど。ルイス・キャロルはケン・ラッセルでロック・ミュージカル仕立てってのは駄目でしょうか?それと宮沢賢治はあがた森魚で是非に取り直して欲しいところです。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
mize | 2001年10月30日23時53分更新 | |
emauさん、さっそくこのコーナーを作っていただき、ありがとうございます!
ルイス・キャロルですが、見所としては、内気でどもり気味なのに、オックスフォードの同僚の娘たちに創作物語を語るときだけはスラスラ喋れたことと、テムズ川のボート上でせがまれ、即興的に末娘アリスを主人公にこの話を語るシーン。帰るときに、少女に無垢な瞳で「今のを本にして下さいな」と言われたおじさんのドキドキ感&俄然やる気の表情。つくづく切ないオッサンだ…。(あとがきを見たら、13歳のアリスに30歳でプロポーズして、彼女の両親に拒否され、アリス宛の手紙も全て消却されたらしい。そりゃそうだ) イギリスは今でも景観が変わらないので、美しいシーンが撮れそうです。続編『鏡の国のアリス』の、優しく彼女を守るドジな老騎士は、作者自身がモデルです(未見ですが『千と千尋の神隠し』のクモっぽいおじさんも、宮崎監督がモデル?老騎士と似てる役みたいだけど…)。作中の摩訶不思議なシーンもシンクロさせつつ、現実の彼をしっとり描く…難しいけど、イギリス映画らしいかも? | ||
Re: この人を映画に… | ||
mize | 2001年10月31日00時00分更新 | |
ユシルアさん、今年はディズニー生誕100年らしく、雑誌などで特集したりしてるのに、何故か彼の人生を映画化する動きはありませんね。うってつけなタイミングなのに…。でもNHKの「夢伝説」で見る限りでは、映画にするほどの波乱はなかったのかも…。
bravoさん、妖精事件のところだけは『フェアリーテイル』という映画で描かれてるらしいです。ドイルはピーター・オトゥールで、対立意見の奇術師フーディーニはハーベイ・カイテルでした。しかし連載が不本意だったとは…確か「怪盗ルパンVSホームズ」をルパンの作者が書いてましたが、そこらへんはどういう心境だったのでしょうか。ルパンが勝ってたしなぁ。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
tredair | 2001年10月31日02時53分更新 | |
bravoさんのドイルのエピソードに笑いました。意味なくバーホーベン&リンチ、という選にさらに爆笑です。「怪盗ルパンVSホームズ」でのルパンの勝利については、確かに意見を聞いてみたいですね。私も子どもの頃に読んで「ホームズの作者はこれでいいのか?」と思った覚えがあります。
また、「夢伝説」のディズニー、私も見てました。ビジネスマンとしても凄い人だったんだなぁという感想を持ったので、映画化されたらされたで、それなりにおもしろいような気もしなくもありません。ここで聞いた限りのルイスやドイルに関するエピソードほどのインパクトはありませんでしたが。 また、ダリの映画は一応あります。個人的にはイマイチでしたが、『ダリ天才日記』というものです。(ガラ夫人コミで)見た目だけは似ていたような。未見ですがジェーン・バーキンが出演しているというエゴン・シーレの映画があるそうなので(未登録)、どなたかご覧になった方があればご感想をお聞きしたいです。たぶん少女誘拐監禁事件については避けて通れないだろうから、R指定だったと思うのですが。 それにしても昔のゲージュツ家って変な人が多いので、撮りようによってはおもしろそうな人ばかりだと思います。佐伯祐三の贋作疑惑なども、実際のところどうなのかよくわからないのでミステリー仕立てに仕上げたら楽しそう。 三谷幸喜が上野彦馬をとりあげる、という話をどこかで読んだのですが、それはドラマか舞台でのことなのでしょうか。詳しい方、情報求む!です。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
ボイス母 | 2001年10月31日08時50分更新 | |
『エゴン・シーレ』見に行きましたよ>劇場まで(長年、ファンだったので)でも「伝記的な事実を列挙した」ダケの映画で、「つまんなかった」です。
ジェーン・バーキンは師匠クリムトから譲られた愛人兼モデルの役でした(シーレと別れた後、従軍看護婦になる) 確か、R指定でした(鏡に映しながらの騎乗位シーンがあるせいか?) 三谷幸喜の記事は朝日新聞の夕刊に本人が書いたエッセイとして数週間前に掲載されていた筈です。 「この人を映画に」はワシ的に、南方熊楠はまだ?と待っている所です(一体、撮影に何年かかっているのか?) | ||
Re: この人を映画に… | ||
tredair | 2001年10月31日11時45分更新 | |
ボイス母さま、『エゴン・シーレ』情報をどうもありがとうございます。そうですか、やはりつまらなかったのですか…。ダリもそうですけど、この手の有名奇人の場合どうしても「知ってるつもり」になってしまうのでしょうか。ドキュメンタリーにすればよい、と言ってもR指定な生活がメインじゃドラえもんがいたとしてもアレですしねぇ。
熊楠はもう10年ぐらい頓挫してますね。頓挫寸前までは友人たちが手伝っていたのですが、彼らの話を総合すると再開はきつそうです。それとも、またひっそりと撮影をはじめているのでしょうか。当時、友人の家に行くと部屋中にシャーレーが並んでいて、いろいろなキノコ(かび?)が飼われていたものです。 三谷幸喜氏の件は、朝日は読まないので(私が読んだのは)たぶんそれではないのですが、でも、それを読めばきっと詳細がわかるのですね。どなたか取り置きしている方、情報求む!です。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
cinecine団 | 2001年10月31日12時50分更新 | |
三谷幸喜作で93年に上演された「彦馬がいく」の事じゃないですか?来年1月に再演されるそうです。
自分の希望はB・トラーヴェンを映画に。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
tredair | 2001年10月31日14時04分更新 | |
cinecine団さま、三谷幸喜の彦馬情報をどうもありがとうございます。
つまりそれは芝居で、すでに上演されたことがあって、かつ、こんど再演されるということだったのですね。かなりスッキリしました。 そして、映画じゃないのかぁ、と少し残念です。でも、三谷氏の(ココでの)映画評を見ていると芝居の方が断然よいみたいなので、彦馬にとってはかえってよいのかもしれませんね。<私は彼の芝居を見たことがないのでわかりませんが。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
BRAVO30000W! | 2001年10月31日19時53分更新 | |
ザ・ミゼラブルさん、『フェアリー・テイル』情報ありがとうございました。ピーター・オトゥールですか。B級の常連ウド・キアあたりが似合っていると思いますね、今は。 | ||
日本の偉人 | ||
BRAVO30000W! | 2001年10月31日20時04分更新 | |
日本の歴史に弱い(いや、歴史は全部弱いんですけど)ので思い浮かばないのですが、ぜひ藤原一族の物語を実写化してほしいものです。
何故かといえば、私は藤原氏が出てきたあたりで誰がどの藤原か混乱し始めて歴史が苦手になったからです。 あと、誰も現実は見たことがないから何とでもなりそうな『百人一首』のできるまでを、アクション要素ふんだんに採り入れて製作して欲しいですね。『カルタ・シンガー』とかわけのわからんタイトルで。 誰か文化に喧嘩売る監督はいないか! それと、これは単純な興味なんですが、エジソン博士の話を映画化されたものってありますか。あってもおかしくなさそうなんですが。監督はアラン・パーカーでも良いんですけど、史実と虚実の区別がつかなくなる恐れがあるので、ここはジェームズじゃなキャメロン監督に一つ。SFXバリバリで。初めて電球に明かりが灯されるところとかブレット・タイム方式かなんかで。あー、あれはもう古いのか。 | ||
三谷幸喜の彦馬情報 | ||
cinecine団 | 2001年10月31日20時44分更新 | |
emauさま、すみません間違ってました。正しいタイトルは「彦馬がゆく」です。93年は再演で初演は90年でした。確かに主人公は写真家ですが、名前は神田彦馬です。
この人を映画に… B・トラーヴェン以外にもう1人。ゲルハルト・ベルガーの伝記も見たいです。いや、見たいというより作っちゃいたいです。エンツィオ死後の88年イタリアGPが前半の山場、ラストは94年サンマリノ後をすぐドイツに繋いで泣かせます。 | ||
Re: 日本の偉人 | ||
mize | 2001年11月01日02時23分更新 | |
bravoさん、エジソンの話、なるほど〜と思いました。伝記映画ってマジメなノリが多いけど、波乱にとんだ偉人の話をファンキー(?)に描いてもいいんじゃないか、と目から鱗です(もうそういう伝記映画があるのかも?『プランケット&マクリーン』は実在した強盗らしいですが、偉人モノじゃないし…)
ブレット・タイム方式って『マトリックス』のアレでしょうか?まだまだ見せ方しだいでは古くない手法だと思います。予告編で、その初めて電球がつくところをグルッとカメラがまわったりするシーンが流れて、その上に「その瞬間、世界が変わった」とかいうキャッチコピーとタイトル(カッコいいロゴで)が流れるところを見てみたい!妄想が先走って勝手なイメージが加わってしまったようですみませんが…。エジソンに詳しくないけど、bravoさんの案を聞いて俄然観てみたくなりました。ところで関係ありませんが、『キュリー夫妻 その愛と情熱』と原爆の開発者リチャード・ファインマンの『インフィニティ 無限の愛』は映画化されました。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
mize | 2001年11月01日02時30分更新 | |
ドキュメンタリーで、日本のお笑い芸人ってダメでしょうか。今までなかったような?特に“お笑い第3世代(…って知らない?)”以降のは。『パンチライン』(←オチの事)という芸人の卵の奮闘を描いた映画のコメントで、誰かが「映画の中のお笑いのシーンは笑えない」ということを言っていたように(同感です)、フィクションとしてはサムイけど、笑いを狙わないドキュメンタリーなら男の生き様モノとしていいかな…と。ちなみに『パンチライン』はトム・ハンクス主演で、結構いいですよ。
複数のグループを並行して描き、傑作ドキュメンタリー『フープ・ドリームス』のように浮くものあれば沈むものあり…という泣き笑いを描ければいいな。ダウンタウンとかウッチャンナンチャンが出てきた第3世代なんか良かったなぁ。『夢で逢えたら』見てたなぁ。お笑いコンビの普段の関係なんて興味あるし、家族持ちと独り者のそれぞれ帰った後の姿とか、逆に1人でやってる芸人さんの心境とか、女だてらに頑張ってる人の苦労とか…。キャッチコピーは「笑われるな、笑わせろ!」なんて…ダメかな。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
はしぼそがらす | 2001年11月01日07時50分更新 | |
お笑い芸人といえば、モンティ・パイソンの連中を映画にして欲しいです。30周年記念番組とかアルペンでの対談とか、いろいろエピソード披露の場はあるのですが、「あの時代の裏モンティ・パイソン」をマジに映画化したらかなりの人間ドラマだと思います。局との確執とか、ジョン・クリーズの脱退とか・・・。
「表」の映像もふんだんに取り入れつつ、締めはグレアム・チャップマンの葬儀で。メンバーが多いぶん、『チャーリー』より派手で「自分いい子」じゃないものができそうな気がします。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
mize | 2001年11月02日00時19分更新 | |
■ジャック・レモンとウォルター・マッソーのドキュメンタリーなんかどうでしょうか。数多く共演したし、数年前、なんかの映画のインタビューでのやりとりも楽しい2人だったです。
インタビュアーが何を質問しても、2人はお互いをケナすような冗談を言って笑わせたのに、最後の質問「どちらの方が演技が上手いと思いますか?」でレモンは笑いながら「ワシだね!」と言ってたけど、マッソーは「あいつだね。ワシのは演技じゃない」なんてマジメに言ってたのが印象的でした。そんなインタビューや舞台裏の映像がたくさん残ってるんじゃないかなぁ。過去の名場面やその舞台裏でクスクス笑って、最後にはちょっとシンミリできるといいな。 でも、ドキュメンタリー形式じゃなくて、そっくりの役者が2人いたら普通に映画化でもいいけど…いないだろうからなぁ。最近までいた人物だと、どうしても別人での再現は気がひけるし(その点ジェニファー・ラブ・ヒューイットの『オードリー・ヘップバーン物語』は顔も気品も似てなくて最悪でした…)。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
mize | 2001年11月02日00時22分更新 | |
■はしぼそがらすさん、「ロンドン攻略読本」という本よりまんま抜粋ですみませんが…:
パイソン誕生二十周年の前日に、48歳でチャップマンは逝った。細くなった声で、三十年来の親友クリースに囁きかけた。「お前は自分を誇りに思うべきだよ!英国TV史上初めて、番組中に御法度を破って“Shit”と言ったんだからな!だがジョン、目標はでかく持て!俺はお前に、王室記念式典の最中に“Fuck”と言ってほしいんだ」チャップマンの辞世の句。最後まで希望を捨てず、数ヶ月にわたって第四作目の映画シナリオを推敲していたという。 私はそんなに詳しくないのですが、ナンセンスギャグ集団の裏にはこんな友情もあったのかとジーン。興味あります。 | ||
Re: この人を映画に… | ||
はしぼそがらす | 2001年11月02日08時46分更新 | |
ザ・ミゼラブルさん>あ、その本欲しい!確かスケッチの舞台とか紹介されているんですよね。いつか何かの余興で「魚のダンス」を是非やりたく・・・。(いかん、本題から逸脱した)
モンティ・パイソンは内輪ネタには事欠かないようで、特にグレアム・チャップマンは一人だけでも充分派手な映画になりそうです。私が好きなエピソードは、 (クリース談)グループの一員として授賞式に出席した時、なぜかプレゼンターがレジナルド・モードリング(元・保守党大蔵大臣)だった。グレアムはステージに上がる階段の前まで来ると、転倒して、モードリングの所まで這って行った。叫びながら。モードリングは4歩後ずさって、ただ彼に賞を手渡しただけだった。 というモノ。観たいです。映像で。 |