★4 | 故郷を捨てた女は何を期待して、故郷を追われた女のもとを訪れたのだろう。子を育てなかった母(淡島千景)はもはや女でしかなく、娘(有馬稲子)であるはずの女にカタチとしての娘を強要する。互いに「こんなはずではない」関係を手探りながらの依存の果て。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 水木洋子の冷淡残酷が極まった傑作。針鼠のジレンマにモズの早贄とは。淡島千景の軽みが悲劇を呼び、有馬稲子の重さがこれを蔓延させている。最悪だ。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | にんじんくらぶ製作の本作は松竹というより大映のカラー。有馬稲子は彼女特有の変な台詞回しのクセが薄くて観やすい。 [review] (3WA.C) | [投票] |
★3 | 有馬稲子 があまり巧くない。ほんの少しの登場だが、乙羽信子の個性が光る。 (檸檬) | [投票] |
★3 | これはちょっと泣きすぎだ。ここまで泣かすことは無い。せっかくの冷え冷えとしたドラマが台無しだ。渋谷実の演出も水木洋子の科白も凄い。しかしこう泣かれると私には駄目だ。女性が泣かない部分のディティールでは、シナリオも演出も厳しすぎる程厳しく圧倒される。 (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 淡島千景と有馬稲子が親子ってのはちょっと違和感あるが、丁々発止のセリフのやり取りの面白さはさすがの水木洋子脚本と、渋谷実演出。それに応えた主演二人も好演。セットも味があって好き。['04.9.12VIDEO] (直人) | [投票] |