[コメント] 昭和残侠伝 破れ傘(1972/日) - 点数順 (1/1) -
何とも豪華なオールスターキャスト。そしてその各人がいくつもの「義理」という名の爆弾を次々に炸裂させていく。それでも破綻しない脚本を練り上げる力量は見事である。 (sawa:38) | [投票(1)] | |
女への思いを引きずる秀次郎(高倉)に女々しさが漂い、前半の重吉(池部)との確執も形式的で淡白な分、クライマックスの高揚感が今ひとつ。上昇志向が強く、一見計算高そうに見えて、実は義理人情に厚く女房思いの寺津親分(安藤昇)の人間臭さが憎めない。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
一番はさぶちゃん、と言いたいが、安藤だろう。田舎やくざを好演した。壇18歳のデビュー作(藤純子の穴埋め)で、全く初々しい。鮎川(必殺仕事人の加代)が安藤の妻役―特に何もなく普通。同じく監督佐伯の演出も普通でキレがなかった。 (KEI) | [投票] | |
これでもかの義理の釣瓶打ちが並列に配置されるだけで一向に錯綜も相乗もせず、挙句にばったばったと登場人物を殺して回収するだけ…で、お決まりの道行き&殴り込みと相成るのが釈然としないが、まあ、それでも「唐獅子牡丹」が流れりゃ条件反射で血も踊る。 (けにろん) | [投票] |