★5 | 「映画」による「ミステリ」の解体と再構築。その挑発的な作業に興奮する。 [review] (林田乃丞) | [投票(2)] |
★5 | あまたの猟奇ミステリーがシナリオを練り高度な演出を駆使しながら、最後には猟奇性を現実の中の特異なものとして位置付けてしまうのに対して、本作は現実の中に真実を迷い込ませることで猟奇よりも恐ろしい猜疑という心の弱さの不気味さを描ききっている。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 妻を殺害されたショックから酒に溺れた極度の精神衰弱と、断片から真相に迫ろうとする刑事気質が招く妄想とカオス。巧みな演出に加え、妄想を目で表現する香川の表現力、超然とした大塚の存在感は素晴らしい。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★4 | 虚構と現実への挑戦。そしてあくまでも「誠実」に描き貫く意欲作。寒々しい苫小牧を映す固定カメラと、村田の心理を表現するえぐるようなカメラワークのギャップこそ作品の本質だろう。答えなど求める前に、真実とは計り知れないものなのだ。 [review] (ナッシュ13) | [投票(2)] |
★4 | 妄想刑事香川照之。滑川(なめりかわ)がずっとアメリカ、に聞こえた。話よりそっちの方ばかり気になった。 (Ryu-Zen) | [投票] |
★3 | 現実、推理、妄想の境界が分からなくなる作りは、デビッドリンチを思わせる。ただ、前半の長回しと引きの絵は、眠くなってしまいます。 (NAO) | [投票] |