[コメント] 地獄花(1957/日) - 投票数順 (1/1) -
物語的には観るモノは無いが、本作は撮影が素晴らしく良い。緩急取り混ぜたアングルもそうだが、何よりも大映初のビスタビジョンカラーの発色が自然の色を「絵画」のように陰影を明瞭にする。この50年前の色が実に映画的魅力に満ちている。 (sawa:38) | [投票(1)] | |
何と云っても袴野の麿−柳永二郎−の住処の造形が素晴らしい。高場の見張り所。見張り所から綱を伝って移動する少年。吊り橋。空間の高低描写が良い。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
見処は山村聰の強姦と三好栄子の巫女さんか。終盤の霧と船団は力入った撮影美術でアンゲロプロスが想起させられ、もっとじっくり見せてほしかった。話は大雑把。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
奥行きを楽しむ映画。山裾での合戦シーンの広角感、谷間の砦の高低感。自然を領地とし、そこに溶け込んだ荒くれ野武士たちの生活感が伝わってくるような空間演出が素晴らしい。その分、人間そのものに寄りきれず淡白さを感じた。 (ぽんしゅう) | [投票] |