[コメント] 戦火のナージャ(2010/露) - 投票数順 (1/1) -
何も始まらんうちに終わってしまったが?60/100 (たろ) | [投票] | |
ナージャの劣化振りが時の残酷さ。方々の造形に宿り引き裂かれた語り手の自己愛が話を散漫にする一方で、愛らしい独人たちの生態が総集編のような時の間隙を埋めて行く。 (disjunctive) | [投票] | |
頬引きつる渇いた笑いを交えつつ、人を人と思わぬ圧倒的な殺戮として惨禍は描かれる。その語り口は決して大雑把な見世物的悲惨の誇示に陥ることなく、精緻、繊細であり独裁や戦争の不条理と不気味さを見せつける。そして、人に回帰するラストのなんと神々しいこと。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |