戦火のナージャ (2010/露)
Utomlyonnye solntsem 2: Predstoyanie
Burnt by the Sun 2: Exodus
あらすじ | 1936年、スターリンの大粛清のもとコトフ大佐(ニキータ・ミハルコフ)は反逆罪に問われ逮捕された。逮捕したアーセンティエフ大佐(オレグ・メンシコフ)は、元恋人でコトフの妻マルーシャ(ヴィクトリヤ・トルストガノワ)と娘のナージャ(ナージャ・ミハルコワ)を密かにかくまった。時は過ぎ43年、処刑されたはずのコトフが生きていると知ったスターリンは、アーセンティエフにコトフを探し出すよう命じる。41年、収容所にいたコトフはドイツのソ連侵攻に乗じ逃亡をはかっていたのだ。同じ頃、ナージャもまた父が生きていることに気づく。看護士となったナージャーは父との再会を信じて戦火の中を果敢に生き抜いていた。(150分) [more] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 頬引きつる渇いた笑いを交えつつ、人を人と思わぬ圧倒的な殺戮として惨禍は描かれる。その語り口は決して大雑把な見世物的悲惨の誇示に陥ることなく、精緻、繊細であり独裁や戦争の不条理と不気味さを見せつける。そして、人に回帰するラストのなんと神々しいこと。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 何も始まらんうちに終わってしまったが?60/100 (たろ) | [投票] |
★3 | ナージャの劣化振りが時の残酷さ。方々の造形に宿り引き裂かれた語り手の自己愛が話を散漫にする一方で、愛らしい独人たちの生態が総集編のような時の間隙を埋めて行く。 (disjunctive) | [投票] |
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4点 | 1人 | * |
3点 | 5人 | ***** |
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計 | 6人 | 平均 ★3.2(* = 1) |
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