★4 | アメリカの影(1960/米) | 観ている私が、登場人物たちの肩ごしにつねにいるような印象。物語を理解する、というのではなく、なんか体験した感じ。後から、自分でなんだったのか、考える楽しみがあった。 | [投票] |
★3 | 盲獣(1969/日) | 快楽をもとめて、人間が受け取り与えられるすべての感覚をむさぼってゆけば、ああ、絶対こうなるよな、って、ちゃんと納得できる緻密な描き方。ダリが美術を担当したら、どうなっただろう、と想像した。 | [投票] |
★4 | 牛乳屋フランキー(1956/日) | 映画でこんなハイテンポのコメディが可能なんだー、って驚き。倍の長さがあっても飽きないかも。ラストのバスのボディの看板にも、注目。ここまで遊びつくすなんて、尊敬! | [投票] |
★4 | 狂った果実(1956/日) | 若い岡田真澄の切ない女たらしとか裕次郎のせっぱ詰まった反抗心とか、すごい伝わってくるものがある。せりふなんか、聞こえなくていい、って感じで突っ走るフィルムが、青臭く悲しくて大好き。 | [投票] |
★5 | 恐怖分子(1989/台湾=香港) | 重苦しい曇天。重くしめった空気。はじめから終わりまでそれを肌で感じつづけられる(行ったことないけど)。ストーリーと言うより、「出来事」そのもの。 | [投票] |
★4 | カップルズ(1996/台湾) | 見かけは近代人なのに占いや予言を自分かってに解釈し翻弄される大人たちを、馬鹿にしながら利用しつつそれに反抗してゆく少年たち。たわいのないタブーを破る爽やかなカタルシスが気持ちいい。 | [投票] |
★4 | エドワード・ヤンの恋愛時代(1994/台湾) | 恋人たち、芸術家や小説家、企業家、そして独立した台湾。それぞれの我欲と他者へ配慮。そこに監督が自身の創作姿勢を自分で揶揄&自己言及してるようで、楽しヤルセなく面白い。原題『独立時代』のほうがいいかも。 | [投票] |