[コメント] AKIRA(1988/日)
こいつは映画じゃない、健康優良不良アニメだぜ!だぜ!
なかむらたかし、森本晃司、井上俊之、沖浦啓之、うつのみやさとる、金田伊功…錚々たるアニメーターが集い腕を振るったこの作品。冒頭のゾッキーとのバトルを始め、中盤のエアバイクでのチェイス(『レンズマン』におけるそれと比較して頂きたい)、覚醒した鉄雄とアーミーの激突、そして終盤のネオ東京の崩壊シーンに至るまで、ほとんど全編に渡って作画サーカスの様相を呈しております。(一部クオリティに差もありますが…)
そう、『AKIRA』は設定やストーリーがどーの以前に、アニメとしての快感フレーズがテンコ盛りです。それも後に今敏や細田守が確立するレイアウト重視アニメの静的な美しさ=「お行儀良さ」とは対極にある、「下品」でハッタリの効いた絵作り、またそれが動き回ることの気持ち良さに満ち溢れています。
だからこれは「映画」であるよりも前に、飛びっきりの「アニメ」であると、改めて言っておきたいのです。
「何を今更、当たり前のことを…」って?この、さんを付けろよデコ介野郎!
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