[コメント] マスター・アンド・コマンダー(2003/米)
ドキュメンタリー的大活劇といった感じで撮影された、「船」の特徴を強調したような構成で物語が進行する。
それが一番顕著に現れるのが、艦隊戦に突入するまでの時間をたっぷり使って演出していることです。艦隊戦の基本は敵船の後ろに回り込み、風上から攻撃を仕掛けるわけです。広い海上で敵の後ろに回り込むわけですから、飛行機や車の追跡劇と違って時間が非常にかかります。
普通の監督だったら追跡にかかる長い時間(観客によっては退屈と感じる部分)をカットして演出しちゃうかも知れませんけど、この部分を丁寧に演出することによって、「船感」をバッチリと感じられる作品に仕上がっています。
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